インボイスPayの会社情報
インボイスpayは、請求書を用いた資金調達サービスの名称です。運営元は東京都千代田区にオフィスを置くスマートヘッジ株式会社で、インボイスpayの他に財務と資金調達コンサルティングも平行して手がけています。会社設立は2018年と若い企業でありながら月額買取額は2億円を突破するなど、業界における新進気鋭のベンチャー企業として知られています。
仕組み自体はファクタリングと同じですが、運営元であるスマートヘッジはインボイスpayを「ファクタリングを超えた資金調達サービス」と位置づけています。ファクタリングとの最も大きな違いは「見積先行型」であるという点です。従来のファクタリングの場合、手数料を教えてもらえるのは審査を通過した後になるため、「審査先行型」と呼ぶことができます。
インボイスpayでは、請求書(売掛金)さえあれば手数料と買取金額を最短10分で知ることが可能です。苦労して大量の書類を揃えたにもかかわらず、高額の手数料を提示されて契約を断念したというケースは、ファクタリングにおいて珍しいことではありません。最も重要な判断材料である手数料を早い段階で知ることで、書類の用意に必要な時間を大幅カットすることが可能です。
インボイスpayは、2社間ファクタリングが持つ問題の克服を出発点としてサービスを開始しました。
従来の2社間ファクタリングでは、高額な手数料が元で慢性的なファクタリング依存に陥る企業は少なくありません。
手数料を下げることで利用者との「共存共栄」関係を構築する、というのが会社としての基本的な方針になっています。独自ロジックを用いて適正な買取り価格と手数料を算出するため、無理のない資金調達が可能です。様々なコンサルティングサービスを提供していることも「共存共栄」を目指す取り組みの一つになります。経験と知識が豊富なスタッフが、キャッシュフローの健全化に向けて対応に当たってくれます。
インボイスPayの特徴
一般的な2社間ファクタリングよりも割安な手数料が特徴です。
インボイスpayの2019年における実勢手数料は0.9~8%になります。実勢手数料とは実際の買取実績を元にして算出された手数料で、宣伝のために使われる見せかけの数字ではありません。なおインボイスpayに2社間/3社間といった区分けはなく、売掛先に通知する/しないに関わらず手数料は同じです。
2社間ファクタリングに相当するサービスを、実質10%未満の手数料で行うことが可能です。2社間ファクタリングの平均的な手数料は10%~20%、3社間の平均的な手数料は5%~10%になります。
低い利率を理由に継続利用を選択するケースも多く、負荷をかけることなく緩やかな資金繰りの改善が可能です。
手続きは全てオンラインで行うことができます。仮審査で提出する請求書は、スマホのカメラで撮影した画像で問題ありません。本審査で必要なのは通帳のコピーだけとなっており、こちらもネットからのアップロードで提出可能です。
スピードについても迅速さを旨としており、これまでは契約に面談が必要でしたが、電子契約の導入により契約もオンライン上で行うことが可能になりました。弁護士ドットコムが提供する電子契約サービス「クラウドサイン」で、万全のセキュリティのもと契約を結べます。
本審査で問題がなければ、入金は最短で即日です。ファクタリング会社が頻繁にアピールする「即日買取」ですが、それを可能にするスピーディーな手続きでファクタリングを行えます。
法人企業だけでなく、個人事業主からの利用も受け入れています。買取可能なのは法人宛の請求書に限るという制限はあるものの、それ以外では法人企業と同様のサービスを提供しています。インボイスpayにおいて、手数料の算出時における判断材料は売掛先と売掛金の価値だけとなっており、中小企業から個人事業主まで幅広い活用を可能にしています。
他社に比べると審査は厳しめです。赤字決算でも問題ないと記載はありましたが、審査は通りませんでした。他社では無事に買い取ってもらえたので、急ぎ資金調達が必要な場合は考えたほうがいいかと思います。