SMBCファイナンスサービスの会社情報
SMBCファイナンスサービス株式会社は三井住友フィナンシャルグループにおいて総合金融サービスを提供している企業です。
かつては旧住友銀行系に属し、日本ベンチャーキャピタルの社名で1972年に設立されました。その後は1978年のファクタリング業務開始に伴い総合ファイナンス株式会社に社名変更を行っています。以降も企業合併と社名変更を繰り返し、現在の「SMBCファイナンスサービス」が誕生したのは2003年になります。
2012年にはSMBCグループ内でクレジットカード事業と信販事業を担うセディナ株式会社の子会社となり、決済代行業がSMBCファイナンスサービスに集約されました。以降はグループ内のファイナンス事業において主導的な役割を果たしており、グループ全体の事業拡大に貢献しています。2020年の7月にはさらなる相乗効果を目的に、セディナとの合併を行いました。
現在はSMBCグループにおける決済代行子会社として、企業と個人を対象とした金融サービスを展開しています。クレジットカードやスマートフォンなどを使った決済ビジネス業務、企業間の手形取引を円滑にする一括決済業務、そして売掛金回収を保証するファクタリング業務です。SMBCファイナンスサービスでは売掛債権を保全する「保証型ファクタリング」以外に、手形買取も行っています。
いずれの事業も業界トップクラスの実績を持ち合わせており、グループ内で重要な位置を占めています。
SMBCファイナンスサービスのファクタリングの特徴
三井住友銀行から業務委託を受ける形で「ポートフォリオ型ファクタリング」と呼ばれる保証ファクタリングを提供しています。これは販売先ごとに保証上限額を設定し、その範囲内で売掛金(または手形)の支払いを保証するというサービスで、販売先の倒産による貸倒リスクの軽減などが見込めます。この時に販売先に対して通知が行くことはありません。なお保証を掛ける販売先が原則20社以上であることが利用条件です。
海外の企業に対しても保証を掛けることが可能です。「国際ファクタリング」では輸出取引に関する保証を行っており、原則として輸出債権の全額が保証されます。
建設業に特化した「建設債権保証」では、受注契約ごとに保証を掛けることができます。受注契約に対して個別保証がなされるため、保証期間と保証額を必要最低限に抑えることが可能です。
幅広い建設関連債権に対応しており、国交省の「下請債権保全支援事業」で対象外となっている債権も保証範囲に含まれます。
「ポートフォリオ型手形買取」では手形債権の買取を行っています。このサービスの買取対象となるのは手形債権のみで、売掛債権については対象外です。
仕組みとしては2社間ファクタリングに近く、設定された買取上限額の範囲内で受取手形を売却可能です。SMBCファイナンスサービスでは1社当たり100万円から3億円までの手形を取り扱っています。その際、販売先に手形を売却した旨が通知されることはありません。また買取はノンリコース(買戻請求権なし)であるため、リスクヘッジの観点からも有効です。
利用は日本国内の法人に限っており、さらに買取対象となる販売先が一定数以上であることも条件に含まれます。
売掛債権は買い取ってもらえません。手形の買い取りになります。 審査はなんとか通りましたが、提出書類も多くて時間がかかりました。 SMBCなので安心して利用できることは間違いないです。